聞き上手

今日は、よく書店でよく見えるところに置いてある本、『人は聞き方が9割』を半分まで読みました。

そこで、今日は共感できるところや、文章を読んでの自分の思ったことなどを、コメントしていきたいと思います。

 

この本を読もうと思ったきっかけは、特になくて、今まではこういった世間で有名な本というか、内容のある程度想定できるような本を読むことに抵抗があったのですが、そこの心のハードルが最近さがっていて、それで読んでみようかな、思いました。

 

まず、この本を読んでいる中で自分が思った感想は、そこまで自分は聞き下手ではないのではないか?、ということです。リアクションも大きい方だし、それによって場で浮く、という経験を小さいころからしてきていました。どちらかというと、人の話を聞くより、自分が話したいことを話すことの方が好きなので、こういう聞き方は確かにいやだなぁ、とか、こういう感じは話しやすいよなぁ、という話す人目線で読んでいました。

 

「永松さん」

「……はい」

「あの……」

「……あ、今日は聞いてくださって、ありがとうございました」

「……」

の沈黙の間、私はドキドキしながら一応お礼を言います。  

すると、そこからいっときの間を置いて

「とても心に刺さるいい話でした!  感動しました!」  

……あの、感動してくれてるなら、もうちょっとそれっぽく聞いてもらってもいいですか?

ここを読んでいて自分が思ったのは、まず日本人は感情を表に出すことが不得手で、それが得意な人も、「空気を読む」という日本人の得意な能力を発動させてその場の空気全体が反応しない状態になってしまうのだな、と。

 

そして、普段からそういうことをしないので、やろうとするととても疲れてしまうのだろうと思う。

 

そこで、自分のことに置き換えたとき、これを一番痛感するのは、アーティストのライブでした。

自分は、ライブの大きな音や人が熱狂している感じとかいわゆる「ウェーイ」という感じの雰囲気が苦手で、コロナによって、アーティストのライブの配信というのも行われるようになりましたが、それが自分としては最高の環境でして、家でリラックスしながら存分に楽しんで、いろんな感情をもって観ることができ、もうこれになれたら実際にライブを観に行くことはできないな、と感じています。

これも、聞き手であるお客さんは、アーティストが気持ちよく演奏できるようにリアクションをし、アーティストも演奏で応えて、場がどんどん盛り上がっていく。という状態なのだろう、と私は解釈しました。

しかし自分はそれに乗るのが苦手で、完全に自分だけの世界に入って、それを観ていたい、という気持ちが強く、「良い聞き手」でいることに疲れてしまいます。

 

「私ね、思い切って起業しようと思ってるの」と相手が言ったとしましょう。

 その時あなたが魔法の傾聴を使うとこうなります。

「体を少し前傾姿勢にし(体勢)、うなずき(うなずき)とともに笑顔を作る(表情)。そして『お ー!(感嘆)、いいね(称賛)。すごいじゃん(称賛)!  ははは(笑い)、うん、〇〇ちゃんはやっぱりすごいよ(称賛)。とても勇気のある決断だったね(称賛)。絶対応援するね』」  

これだけです。

 

ここをよんでいて私が思ったことは

「あぁ。自分は、「称賛」が苦手なんだなぁ。ということです。」

相手を褒める前に、きっと自分なら

「何をやるつもりなの?」

「どのくらい見込んでいるの?」

「本当に大丈夫なの?」

「どうして、今だったの? きっかけは何?」

などと質問し、相手のそれに対する答えによって、「Judge」をしてしまいがちだな、と思いました。

でも、おそらく相手はそんなことを望んでいるわけではなく、矢継ぎ早に質問をされて自信も無くすだろうし、きっと心を開いてはくれないだろう、と思うのです。

 

しかしながら、これは対女性については当てはまるかもしれないけれど、男性相手にこれをやるのはどうなんだろう、とも思ってしまいました。

共感を求める女性は、安心感を覚え話しやすくなるかもしれないけれど、男性はきっとそこまでではないのではないか?と、思ってしまいました。

もちろん、男性だから絶対こうだとか、女性だからこうなはず、ということはないとは思いますが、、

 

もう一つくらい抜粋してもいいかな、とも思ったのですが少し長くなりすぎてしまったので今日はここまでにしたいと思います。

 

この本は、現在Amazon Primeを契約していると無料で読むことができます。

もしかすると私以上に読んでいて発見がたくさんあるかもしれません。

それではまた、最後まで読み終えたら書こうと思います。