運を転がす

昨日も紹介した本『運転者 未来を変える過去からの使者』を今日読み終わりました。

 

まず、私の感想としては

非常に勇気をもらうことができたし、作品としても最後まで楽しむことができました。

著作権も怖いのであまり言えませんが、

「えぇー!!」

というのがラストで立て続けに起き、お話の最初の方を読み直したときに、少し鳥肌が立ちました。

 

でもどこか納得してしまうところもある、といった具合で全部の違和感の伏線回収が本当に上手だな、と感じました。

自分も本を書いてみたいな、と思うことがあるのですが、改めて作家さんの人はすごいなぁ、と感じました。

 

本の中で、好きだった部分をまた今日も少しだけ引用させていただきます。

 

「どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくというのが〈生きる〉ってことです。」

 

「本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょう」

上の二つは、ちょっと似通ったことについて語っているところなんですが、プラス思考イコール楽天主義とかちょっと頭の弱い人、とか自分にとっては縁の遠い言葉だな、と思っていたのですが、この言葉は、「プラス思考」というのは責任と覚悟が必要なことなのだな、と感じることができ、とても深く心に刺さりました。

 

「岡田さん、さっき『そんな幸せ、求めてはいけなかったんだ』っておっしゃいました。でも、そんな禁欲的になる必要もないと思いますよ。いいと思うんです、多くを求める人生であっても。要は貯める運の方が多い生き方をすれば。人生トータルで使った運よりも貯める運の方が多い生き方をすれば、立派に今の自分の役割を果たして生きているって言えますし、トータルでプラスになってるじゃないですか」

人のためにだけ頑張って生きることは、しんどいなぁ、と感じていたところにこの言葉がその気持ちを軽くしてくれました。

最終的にちょっとプラスであれば、ちょっとぐらい自分に幸運があっても自分を許せるし、もっと積極的に人のためにできるなぁ、と感じさせてくれる言葉でした。

こういった考え方を、「プラス思考」という言葉から、考えだせる思考の柔軟性というか、思考の深さ、といったものがすごいなぁ、と思うし、これを考えだした人にはただただ感心するばかりです。(上から目線と取られてもおかしくない?)

 

昨日と同じになりますが、今ならAmazon kindle unlimitedを利用していると、無料で読むことができます。

今日のブログはここまでです。